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日本学生支援機構の奨学金について

この奨学金は返済する必要があります。また、対象者は、大学院・大学・短期大学・高等専門学校(4・5年生)・専修学校(専門課程)の学生・生徒になります。准看護学校は高等課程なので日本学生支援機構の利用は出来ません。各都道府県等が実施する育英資金制度をご利用下さい。

 

日本学生支援機構の奨学金って何?

日本学生支援機構の奨学金は、学生の学びを支援する目的として、国により実施される貸与型の奨学金制度になります。経済的・金銭的な面で学び続けることが困難な学生の夢を叶えてくれる手段として多くの方に利用されています。この奨学金は貸与型の奨学金のため、卒業後は返さなければいけません

 

なお、一般的な教育ローンは学生の保護者等が借りるものに対して、日本学生支援機構の奨学金は、学生本人が借りるものという特徴があります。

 

また、この制度には2つの種類の奨学金があります。無利子(利息がつかない)の第一種奨学金有利子(利息がつく)の第二種奨学金です。

 

どんな人が利用できるの?

第一種奨学金と第二種奨学金は、学力や経済面等によって条件が異なります。

第一種奨学金(無利子)

特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学に困難がある方
その他、別に定める貸与基準(学力・家計・人物・健康)を満たす必要があります。

 

第二種奨学金(有利子)

優れた学生及び生徒で経済的理由により修学に困難がある方
その他、別に定める貸与基準(学力・家計・人物・健康)を満たす必要があります。
この第二種奨学金による貸与基準は第一種奨学金よりは緩やかになります。

 

学校ごとに第一種・第二種の採用枠が設けられているため、その範囲内で採用されなければ利用することは出来ません。その優先順位は、貸与基準等によって決められることになります。
また、制度利用のためには保証制度や利率算定方式の選択をする必要があります。

 

保証制度について

貸与型の奨学金になりますので、申込時には「機関保証」もしくは「人的保証」の2種類の保証制度のうちどちらかを選択しなければいけません。
@人的保証
 連帯保証人と保証人の両方を選任して保証を受けるもの
A機関保証
 一定の保証料を払うことにより、保証機関からの保証を受けるもの(保証料が必要

 

利率算定方法について

 第二種奨学金として採用された場合には、利息がかかってきますので「利率固定方式」もしくは「利率見直し方式」の2種類の利率算定方法のうちどちらかを選択しなければいけません。
 第一種奨学金については無利子のため、選択する必要はありません。
@利率固定方式(固定金利)
 返還が完了するまで、貸与終了時に決定した利率が変わらない
A利率見直し方式(変動金利)
 返還期間中おおむね5年ごとに利率を見直し
※利率固定方式・利率見直し方式ともに、上限利率は年3%となります。
※どちらがいいという答えはありません。現在の固定金利でも充分という方は利率固定方式で、変動リスク(金利が高くなる・金利が低くなる)があるとしても固定金利より少ない変動金利がいいと思われる方は利率見直し方式をおすすめします。自己責任でお決めになられて下さい。

 

 

いくら貸してもらえるの(返さなければいけないの)?

 

第一種奨学金(無利子)

第一種奨学金は国公立か私立か、自宅通学か自宅外通学かによって選択できる貸与月額が異なります。無利子というメリットは大きいですが、第二種奨学金と比べると選択できる金額は少ないです。

 

区分

短期大学・専修学校・専門課程

(3年制)

国公立 私立 国公立・私立
通学手段 自宅 自宅外 自宅 自宅外 自宅/自宅外
貸与月額 45,000円 51,000円 53,000円 60,000円 30,000円
貸与月数 36ヶ月
貸与総額 1,620,000円 1,836,000円 1,908,000円 2,160,000円 1,080,000円
返還月賦額 10,384円 10,928円 12,230円 12,857円 7,500円
返還回数 156回 168回 156回 168回 144回
返還年数 13年 14年 13年 14年 12年

 

第二種奨学金(有利子)

第二種奨学金は30,000円・50,000円・80,000円・100,000円・120,000円の中から選択することが出来ます。利息はかかりますが、第一種奨学金より選択出来る金額は多いです。

 

【固定金利年0.82%(平成26年3月末現在の金利)と仮定した場合】

貸与月額 30,000円 50,000円 80,000円 100,000円 120,000円
貸与月数 36ヶ月 36ヶ月 36ヶ月 36ヶ月 36ヶ月
貸与総額 1,080,000円 1,800,000円 2,880,000円 3,600,000円 4,320,000円

返還総額

(元本+利息)

1,138,653円 1,905,419円 3,085,535円 3,918,858円 4,702,659円
返還月賦額 7,907円 12,214円 16,070円 16,328円 19,594円
返還回数 144回 156回 192回 240回 240回
返還年数 12年 13年 16年 20年 20年

 

【上限利率である年3%と仮定した場合】

貸与月額 30,000円 50,000円 80,000円 100,000円 120,000円
貸与月数 36ヶ月 36ヶ月 36ヶ月 36ヶ月 36ヶ月
貸与総額 1,080,000円 1,800,000円 2,880,000円 3,600,000円 4,320,000円

返還総額

(元本+利息)

1,303,191円 2,202,404円 3,672,102円 4,844,592円 5,813,549円
返還月賦額 9,050円 14,117円 19,125円 20,185円 24,222円
返還回数 144回 156回 192回 240回 240回
返還年数 12年 13年 16年 20年 20年

 

どうやって申し込めばいいの?

《申込方法》
進学前に申し込む予約採用と、進学してから申し込む在学採用があります。
@予約採用
※募集時期…第一種奨学金→進学の前年の春、第二種奨学金→進学の前年の春〜秋
 進学前に進学先での奨学金を予約する制度です。進学する前年度に在学している高等学校等で手続きを行う必要があります。募集時期、締め切りなどは必ず学校で確認して下さい。予約採用に採用されれば、進学後に進学先で貸与の手続きを行います。

 

A在学採用
※募集時期…進学後の毎年春
 進学後、奨学金を申し込む制度です。予約採用を申し込んでいない方や申し込んだけれども採用されなかった方も申し込むことが出来ます。募集の締め切りなどは必ず学校で確認して下さい。

 

まとめ

この制度は、経済的・金銭的理由により学ぶことが困難な方に対して、学費や生活費の支援をしてくれるものです。
働きながら看護師を目指すとしても、学生の間は長い時間働くとこが出来ない、充分に生活できる給料でないなどがあるかもしれません。そのような方にとって、この日本学生支援機構の奨学金制度は「看護師になりたい」などの夢を叶えてくれる立派な手段です。
また、一般の教育ローンと比べても金利は低く設定されています。さらに、専門実践教育訓練給付金制度や高等技能訓練促進費などを合わせて利用出来れば、より余裕を持って学業に集中できると思います。
これまで、経済的・金銭的理由により看護師になることを諦めていた方などはぜひこの制度を利用して看護師になる夢を叶えていただきたいと思います。