受験となるとそれぞれの入試科目の勉強を行い、しっかりとした対策を行わなければなりません。そして、多くの受験者の中から合格する必要があります。その中で、特に気をつけておきたいのが「倍率」です。倍率が高いか低いかによって同じ試験問題でも受験のハードルが全然違ってきます

このページでは、准看護学校や看護専門学校(定時制)を受験する際に知っておきたい倍率について紹介していきますのでぜひ参考になればと思います。

ちなみに、下記のグラフ等で用いている数値等は准看護学校や看護専門学校(定時制)の多くを占めている医師会立の学校を参考としております。
※<参考>日本医師会「平成28年医師会立助産師・看護師・准看護師学校養成所調査」
https://nk.jiho.jp/servlet/nk/release/pdf/1226774494540

 

スポンサーリンク

 

准看護学校の倍率について

近年は、高校や大学等を卒業して勤務経験もある社会人経験者の受験希望者が多い傾向にあり、その中での競争となっているといっても過言ではありません。

准看護学校の倍率は、准看護師から正看護師を目指すための看護専門学校(定時制)よりも倍率が高い傾向にあります。そのため、これから正看護師まで目指す方は准看護学校入学のための受験をいかに乗り越えるかが重要となってきます。

過去6年間における学校全体の倍率推移

准看護学校の平成23年~平成28年までの6年間の倍率推移は下記のようになっています。
<倍率の計算方法→応募者/定員>

このように、平成23年度・平成24年度には3倍程あった倍率も年々右肩下がりとなり、平成28年度には2倍程度となっています。

つまり、「2人に1人は合格できる」ことになります。ただ、この倍率については「応募者/定員」で簡易的に計算したものであるため試験の種類(社会人入試や一般入試等)によって大きく異なってきます。

学校数別にみる倍率について

准看護学校の平成28年度における学校別の倍率は下記のようになっています。

「2.0倍未満」が3割を占めて、それを中心に山のような形になっています。

なお、最高倍率は「4.8倍」、最低倍率は「0.6倍」で、平均倍率は「2.0倍」という状況です。

このように、受ける地域等によって大きく倍率が異なってきますので気になる方は志望する学校にどれぐらいの倍率なのかの確認をすることをおすすめします。

看護専門学校(定時制)の倍率について

看護専門学校(定時制)の倍率は、はっきり言って高くありません

というのも准看護学校卒業後は、准看護師としてそのまま勤務する方や一定期間勤務し通信制を希望する方などさまざまで、何よりも受験資格が「准看護師免許保持者」であるためです。よって、必然的に倍率も高くなりすぎないようになっている状況です。

過去6年間における学校全体の倍率推移

看護専門学校(定時制)の平成23年~平成28年までの6年間の倍率推移は下記のようになっています。
<倍率の計算方法→応募者/定員>

このように、平成23年度~平成27年度まで1.4倍での横ばい状態が続いており、平成28年度が1.3倍に若干下がっている形となっています。

大きな特徴として「准看護師免許保持者」しか受けられない試験でもあるため准看護学校の入試よりも競争人数が少ないです。

そう考えると、准看護学校に受かることが出来れば看護専門学校(定時制)への進学はそう難しくないということになります。しっかり受験に備えて人一倍の努力をしていけば結果もついてくるでしょう。

学校数別にみる倍率について

看護専門学校(定時制)の平成28年度における学校別の倍率は下記のようになっています。

約6割を「1.5倍未満~2.0倍未満」が占めているような形となっています。

なお、最高倍率は「2.2倍」、最低倍率は「0.6倍」で、平均倍率は「1.3倍」という状況です。全国的にみても特に倍率が高い地域はなさそうです。ただ、「准看護学校の倍率」に記載しているのと同様に、志望校の詳しい倍率については各自確認するようにして下さい。

まとめ

近年では、看護師への道のりとして大学を考える方も多く、大学の倍率については「6倍」程度と高い数値となっています。また、全日制の看護専門学校(3年)は「4倍」程度でいずれも准看護学校の倍率を上回っている状況です。

もちろんこの中のほとんどは高校の新卒者が占めています。

また、看護師のように「手に職が就けられる資格」は生活するうえで絶対的安定感をもつ職業でもあるため、なかなか就職がないような就職氷河期のような時期は人気が高くなる傾向があります。

准看護学校の倍率が平成23年度~平成25年度にかけて高いのもその表れです。

チャレンジするタイミングは人それぞれだと思いますが、「看護師になりたい」と思い立った時がはじめ時です。倍率に負けないようにしっかりと受験勉強を行い、自分で看護師への道を切り開いていきましょう。