看護学校の入学試験において、面接試験は合否の判定に大きく関わるものです。たとえ筆記試験で高得点が取れていても、面接で失敗すると、不合格になる可能性は高くなってしまいます。そのため、万全の対策をしておくようにしておきましょう。

 

ちなみに、面接試験の大きな目的としては、

  • 1.受験生の人柄を知る
  • 2.志望動機を知る
  • 3.受験生の看護師という職業にかける意欲や情熱をみる
  • 4.合格した場合この学校に入学するのかどうかを知る
  • 5.看護師としての適性があるかをみる

などがあげられます。

 

つまり、面接試験では「受験生の人柄」「看護師になる熱意」「他人とコミュニケーションが取れるか」を面接官が対面で確認していくのです。面接の時間は、多くの場合「5分~10分」と短いですが、面接官はその短い時間の中で必要と思える質問をしてきますし、その間の態度・服装などにもチェックをしています。

そこで、面接試験の最中に緊張してしまい、何も言えずに終了しないように事前に準備や練習をしておく必要があるのです。それでは、このページでは看護学校受験における面接試験対策について解説していきます。

 

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面接試験において重要視すべき点について

面接試験で重要視すべきなのは、受験する看護学校に「入学したいという熱意」と「看護師になりたいという熱意」です。学校側は、筆記試験で受験生の学力を知ることができても、実際に対面で話を聞いてみないと、入学する決心や熱意を知ることはできません。

そして、「なぜ(受験する)看護学校に入学したいのか」「なぜ看護師になるためにその看護学校に入学しなければならないのか」です。その看護学校を志望する動機があいまいだと、面接官は「勉強についていけるのか」「本当に看護師になりたいのか」「看護学校に馴染めるのか」「中退してしまうのではないか」と感じてしまいます。

その他に、コミュニケーションが上手く取れなければ、グループで学習することが多い看護学校に入学後に講義・演習・実習で本当に馴染めるのかもみられています。

逆に考えると、面接試験は看護師になりたいという思いを伝える絶好の場でもあります。このチャンスの場でアピールできるように、しっかりと準備をするようにしておきましょう。

 

面接試験を受けるのに最低限心がけておくこととは?

つぎに、面接試験を受けるために最低限心がけるべき2つのことです。

その2つとは、

  • 1.服装と身だしなみ
  • 2.志望動機を答えられること

です。

服装と身だしなみは、現役学生も社会人も清潔感が感じられるように配慮しなければなりません。現役学生が受験する時の服装は制服、社会人であればスーツ着用は必須です。

身だしなみは、長い髪の毛の場合はまとめておく、服にシワがなく、靴の汚れを落とすなどの配慮をしておきます。社会人が受験する時は、アクセサリーなどを外し、化粧は薄くマナー程度にする必要があります。また、男女ともに髪の毛は濃いブラウンから黒に染め直し、「爪」も短く切って清潔感を感じられるようにしておきましょう。簡単に言うと就職面接をする時の、服装と身だしなみと変わりません。

 

そして、志望動機についてです。

願書等に記載する志望理由は、面接試験の時に面接官が参考にする重要な資料です。そのため、自分が何を書いたか内容を覚えていないと、面接試験で何も答えられないか的外れな話をしてしまうことになりかねません。自分が本当になりたい理由を明確にし、きちんと伝えられる準備をするようにしておきましょう。

 

その他、入退室・言葉遣い・お辞儀などの面接マナーについてもしっかりと練習して身につけておくようにしましょう。

 


 

面接で聞かれやすい質問の特徴や回答例について

看護学校の面接では、どのような事が聞かれやすいのかを把握しておき、具体的かつ適格に述べる必要があります。その中で、新卒の受験生・社会人受験生の両方が、看護学校の面接試験で聞かれる基本的な質問には下記のようなものがあります。

  • 看護師を志望する理由とその動機
  • この看護学校を志望する理由
  • 自分のどの点が看護師に向いているか?
  • 高校(学生)生活ではどんなことをしてきたか
  • 日常生活や趣味はどんな感じか
  • 交友関係について
  • 最近気になるニュースはなにか?

などです。

そして、社会人受験生はこれらに付け加えて卒業してからの社会経験などを質問されることになります。

「新卒受験生の場合」「社会人受験生の場合」に分けて看護学校の面接試験で聞かれやすい質問項目と解答例をいくつか紹介しておりますので参考にしていただければと思います。

 

 

◎新卒受験生の場合◎

なぜ看護師になりたいのですか?
祖母が入院している時に、手際よく身の回りの世話をしながら病状に対応していく看護師の姿を見て、自分も看護師になりたいと考えました。
最近気になったニュースを一つあげてください。
自殺についてのニュースです。自殺するまで思いつめてしまう人に、看護師になってできることはないかと考えています。

◎社会人受験生の場合◎

なぜ看護師になりたいのですか?
日々の関わりの中には、利用者の体調の変化に対応できない介護職員としての無力さを感じることがあります。それで、療養上の世話だけでなく医療知識や技術が実践できる看護師になりたいと決心しました。
他の医療職種でなく、なぜ看護師の道を選んだのですか?
他の職種などよりも、患者さんの生活に関わる時間が多くて一番患者さんのことを身近に感じられるのは看護師だと考えたので、看護師になりたいと考えました。
周りには高校を卒業したばかりの方もいますが、一緒にやっていけますか?
はい、大丈夫です。自分と違う世代の同級生と共に学ぶことは覚悟しています。職場で新入社員の教育係を担当したことがありますし、一緒に仕事をしたこともあるので問題ありません。

 

以上のようになります。これはあくまで回答の一例に過ぎないので皆さんが面接で回答する時は「自分が思っていること」「自分が伝えたいこと」を伝えるようにしていきましょう。

 

 

看護学校の面接試験対策は何をすべきか?質問内容や注意点についてのまとめ

最近の看護学校の面接試験は、個人面接の他に、数人の受験者が同時に面接を受ける「集団面接」受験生がグループとなって与えられたテーマでディスカッションをして意見を述べる「討論」という形式があります。どの面接形式になっても自分の志望理由と面接の準備をしっかりしておけば、どのタイプの面接にも対応することができます。

面接試験では、面接官に顔の表情や話し方も見られています。そのため、志望理由や質問に答えることだけに集中するのではなく、姿勢・話し方・表情などにも注意を払うようにしましょう。

ただ、どれだけ準備をしていても面接中は緊張するものです。一人で練習するのも大切ですが、高校や予備校などで面接のシミュレーションをしておくこともおすすめします。

 

このように、第三者から、自分の面接中の態度・表情・話し方について意見をもらい、暗記したセリフを話すのではなく、自分の考えとして話せるように練習しておきましょう。自分の考えとして面接の質問に答えるためには、志望理由書や予測できる質問項目について、改めて自分の考えをまとめて答えられるように準備しておくことが重要です。

そして、社会人受験生は、社会人経験をいかした面接のマナーをアピールし、現役受験生以上のやる気を見せるようにしていきましょう。何度も繰り返しますが、社会人受験生は「なぜ方向転換をして看護師になろうとしているのか」 を明確に説明できることが重要です。面接試験は緊張するものですが、思いつめずに日頃から準備を進めていけば、必ず良い結果となります。