どんな人でも、看護学校を卒業して国家試験に合格することが出来れば看護師になることができます。ただ、その中には「看護師に向いている人、向いていない人」とさまざまな方がいらっしゃいます。

そのため、最近では、看護学校の入学試験や看護師の就職試験の際に、「適性検査」が行われるところも増えてきました。「この人は看護師に向いているかどうか」を判断する一つの材料とするためです。その適性検査では、人間関係の適応能力や情緒、集中力や持久力等を分析するものが主に行われています。

もちろん、看護師として経験を積んでいけばその分成長することは可能です。しかし、看護師の世界で長く続けていけるかどうかは、看護師に向いているかどうかということも大きく関わってくるのです。

特に、医療の現場では責任が重く、常に緊張感のあるところで働いていきます。そのような状況でも現場の看護師を続けていくということは、元々の素質や適性が大きく関連しているのも事実です。

このページでは、多くの看護師が勤務している病院(病棟)で働く看護師を中心として「看護師に向いている人、向いていない人」について紹介していきます。

 

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看護師に向いている人はどんな人?

看護の仕事は、多くの人と接することが出来てとてもやりがいがある仕事です。楽しいこともつらいこともあります。そういった環境の中で、看護師として長く働き続けていくということは本当に大変なことなのです。

ただし、看護師の世界で働いていると、「あの先輩は看護師になるべくしてなった!」と思うような人と出会うことがあります。バリバリ夜勤もこなし、忙しくてプライベートの時間はあまり持てないはずなのに、イキイキして働いている看護師や仕事に対する不平不満は一切言わずに、黙々と働き続けている看護師のような人です。

そういった人にはどのような特徴があるのでしょうか?まずは、そのような「向いている人」から紹介していきます。

看護師に向いている人の特徴について

看護師に向いている人は、以下のような特徴があります。

責任感が強い

医療の現場では、ちょっとしたミスが事故につながることもあります。そのため、申し送り(引き継ぎ)や指示を受ければ、指示されたことを確実に行えるような個人の責任感が大切です。

新人の頃は、経験も少ないため、仕事を最後までやり通すことそのものが難しいこともあります。その中でも、先輩看護師等からの助言を受ければ、きちんと最後までやり通す姿勢を持っている人は看護師に向いているでしょう。

チームワークがはかれる、自己中心的でない

看護師は、交代制で働きますし、病院には様々な医療従事者がいるので、チームワークが非常に大切です。そのため、自分の仕事はもちろん、ほかの人とも情報を共有して協力していこうというチームワークがとれる人が向いています。

自己主張ばかりが目立ち、人の話はあまり聞かないという人は、チームワークを乱す原因になりますので注意が必要です。

段取り力がある

段取り力があるということは、物事の優先順位をとらえ、効率よく動くことが出来るということです。

看護師は、複数の患者さんを受け持つことがあるのでそういった能力が必要となります。段取りをしっかり考えておかないとうまく仕事を進めることが出来ないことになってしまいます。優先順位をしっかり理解していれば、緊急対応などで予定がずれたりしても、うまく修正をすることが出来るようになります。

常に目標を持っている

看護師を取り巻く医療業界は、さまざまな研究も進み新しい治療方針や薬の発売、エビデンス(科学的根拠)などが出てくるなど常に変化しています。

同じ病院で長く働いていると、長年の勤務がルーチン化されてしまい、いつも同じことを繰り返すことになりがちです。しかし、看護師として「もっと知識を増やしたい」「もっと上を目指したい」という時は、研修に参加したり、認定看護師や専門看護師にキャリアアップする努力も必要となります。

自分の置かれている状況に甘んじず、常に目標を持っている人は、看護師として向いていますし成長していける人だと思います。

人と接することが好きな人

看護は、一方的に患者さんに働きかけるものではありません。患者さんがよりよく生活できるように、希望を聞いてサービスを提供していくのです。その際に、必要不可欠なのがコミュニケーションです。

また、患者さんの気持ちを読み取るために、誠実な対応をすることや相手の気持ちに寄り添うことも大切となります。「人と接することが好き」という人は、自然と誠実な対応ができることが多いものです。

 

ここまでみてくると、看護能力の高さが重要なのではなく、目標やチームワーク、責任感や前向きな姿勢を持つ人が看護師に向いていることがわかるでしょう。

 

 

看護師に向いていない人はどんな人?

いくら看護の知識が豊富でも、向いていない人は同じ失敗を繰り返すことが多い傾向にあります。そういう人は基本的に上記で記載した「向いている人の特徴」を持てていない人が多いです。

そして、本来は看護師として向いている人であっても仕事で何らかのトラブルがあると「私は看護師に向いていない…」と精神的なところで落ち込むこともあります。そのため、精神的な強さも兼ね備えておかなければいけません。

では、基本的なところで「向いていない人」にはどのような特徴があるのでしょうか。その点について紹介していきます。

看護師に向いていない人の特徴について

看護師に向いていない人の特徴には、以下のものがあります。

時間にルーズな人

時間にルーズな人は、仕事の流れを考えきれないことが少なくありません。病院では、点滴指示や検査、リハビリなど時間が指定されていることもあります。そのため、時間にルーズで段取りよく働けない人は連携がとりにくい印象を受けます。

ただ、これについては経験を積んでいくと手際よくできるようになるため、日ごろの努力次第で何とかなります。

失敗があるとすぐに逃げる人

失敗は誰でも怖いものです。しかし、仕事をしていると人的ミスが起きることもあります。それを防ぐため、業務の改善を行ったり、ヒヤリハット(事故に直結してもおかしくないような出来事)などの情報を共有し、同じことを繰り返さないように努めていきます。

ただ、人間なのでそれでも失敗が起こることもあり得ます。しかし、失敗をしたからといって、看護師失格となるわけではありません。向いていない人に多いのは、なぜそのようなことが起こったのかという振り返りを深く追求しない傾向にあります。

本当に大切なことは、失敗をしてもそこから逃げるのではなく、きちんと振り返りをすることです。そうすることで、経験豊富な看護師として成長していけるようになります。

責任感のない人

看護師は個人プレーではありません。申し送り(引き継ぎ)を受け、次の人にバトンタッチしなくてはいけません。しかし、看護師の中には「自分の時は無事に終わった!あとはよろしく!」というような責任感のない人も存在します。

仕事を引き受けているということは、責任があるということです。そのため、正確に責任をもって細部まで目を配り、次の人が仕事をやりやすいように配慮することも大切となります。

人の気持ちを読み取る力がない人

患者さんの状況や症状から問題を分析し、その人にはどういう看護をしていくべきかを見極めるのがうまい看護師がいます。それにも関わらず、患者さんやその家族とのかかわりでつまずく人も少なくありません。

看護師として大切なのは、看護の知識や能力だけではなく、人の気持ちを読み取るコミュニケーション能力が特に必要です。新人看護師の時はうまく出来なくても、仕事を理解し、周りの状況を把握できるような余裕がでてくるようになると、少しずつコミュニケーションをはかる余裕が生まれてきます。

仕事よりもプライベートを重視したいという人

プライベートを重視したいために、「残業は絶対にしたくない」「休みの希望は絶対かなえたい」という看護師もいます。

しかし、看護師は女性が多いところであり、育児中の人も少なくありません。子どもの病気などで急に休みを取らなくてはいけなくなり、他の人と勤務変更をすることもあります。

そういった中でも、みんなが協力して働いているという意識があれば、勤務交代も快くできるのですが、プライベートを重視している人は、すぐに応じることが出来ないことがあります。

職員同士みんなが楽しく協力し合って働く環境を作るためには、プライベートばかり重視していては成り立ちません。

 

これまでみていくと、看護師に向いていない人は、自分がかわいくて自己中心的な人が多いのが分かると思います。そんな感じでは、職場で敵を作ってしまうことになりかねないので注意が必要です。

そういった人は、一歩引いて考えて「自分って少し人とずれている?」「迷惑かけてる?」と考えていき改善していく必要があるでしょう。

看護師に向いている人、向いていない人まとめ

看護師に「向いている、向いていない」というのは、その人の性格の要因も少なくありません。「今の職場が合わない」「プライベートな時間が持てないことが不満」「忙しすぎて失敗が続く」などで向いていないと思っても、救急や手術室など一刻一秒を争うようなところで働いてみると、そこで看護師としてのやりがいを見つけられる場合もあります。

また、患者さん一人一人にゆっくり向き合って働いていくことが向いている人もいます。

さらに、病棟だけではなく、クリニック、介護施設、保育所、企業などでも看護師は必要とされており、資格を活かして働くことができます。自分の生活スタイルや環境だけでなく、自分の性格にあった職場探しをすることも重要となるでしょう。

なお、求人サイトを活用すれば、雇用形態や施設形態などを絞り込んでスムーズな職場探しをすることが可能となります。また、自分だけで決めるのがなかなか難しい場合は担当者に相談しながら決めていくこともできます。気になる方はぜひ当サイトで紹介している求人サイトを利用してみて下さいね。

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